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『フュージョンミュージアム ニット×トーイ』オープン!

『フュージョンミュージアム ニット×トーイ』

島 正博氏(島精機製作所 代表取締役社長)と北原 照久氏

株式会社島精機製作所は、ニットとおもちゃが融合した世界で初めてのミュージアム施設「Fusion Museum KNIT×TOYS」を4月4日にオープンした。(4月3日マスコミ報道関係者を招きプレオープン)このミュージアムでは、ニット発展の歴史をたどりながら最新鋭のニット機器やデモンストレーションを見ることができ、また世界的なおもちゃコレクターである北原照久氏のコレクションとフュージョンして展示されており、「子供たちが機械の仕組みに触れることで『なぜか?』という気持ちを感じ、それをきっかけとして知恵にかえること」と、「アンティークのおもちゃによって使い終わったものに新しい価値を見出すことの大切さ」のふたつの教育的なメッセージを発信している。

『フュージョンミュージアム ニット×トーイ』

編機の動きや部品のしくみを実際に観察し体感することで、モノづくりのおもしろさを気付かせ、創造する力、知的探究心を呼び起こし、「夢」を育む環境づくりを、そして親と子がミュージアムの展示物に触れることで、コミュニケーションを育む一助になればとの考え。

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また、同施設のファクトリーブティックでは、シマセイキが開発したデザインシステムSDS-ONE APEXによるホールガーメントのモノづくりでの新しいビジネスモデル「Ordermade」を提案。膨大な編成テストと検証済みの実績値をデータベース化し、顧客のサイズや好みに合った上質で世界にたったひとつのホールガーメントをスピーディに仕上げることができる。そして、新開発のホールガーメント横編機MACH2は、従来機と比較して2〜4倍以上の生産効率を実現し、いわばこれまでの労働集約型産業からファッション産業へと、また生産の国内回帰にも貢献するものとみられ、地球にも人にもやさしいニット製品を作ることを通じて、消費者の心の満足度を高めることが可能。さらに、この新しいビジネスモデル「Ordermade」では、素材やデザインを決める部分や寸法入力がSDS-ONEのネットワークで結ばれたパソコンを持つ各地のショップでも行うことができ、少ない設備投資で本格的なオーダーメイド・ホールガーメント製品の販売をリーズナブルかつスピーディに展開でき、消費地型生産において省力化を果たし、ロスなく、高利益率を実現することができ、「衣の文化」を高めることを目指している。

『フュージョンミュージアム ニット×トーイ』 『フュージョンミュージアム ニット×トーイ』
【概要】
■館長・・・・・
北原照久氏
1948年東京生まれ。世界的なブリキのおもちゃのコレクターの第一人者。
■所在地・・・・
フォルテ ワジマ3階
和歌山市本町2丁目1番地
■面積・・・・・
ミュージアム部分 1,355.94平方メートル
■開設日・・・・
平成21年4月4日
■開館時間・・・
午前10時〜午後7時(休館日1月1日〜3日)
■入場料・・・・
大人300円、子供(小中高校生)100円